台所のトラップを交換しました

料理

2週間くらい前ですが、タイトルの通り台所のトラップを交換しました。

以下の内容は作業記録として残してあります。

当人は素人なので、間違いがあるかもしれません。

実際作業をする場合は別のサイトや動画を参考にするのをオススメします。

トラップって何って所からですが、トラップとは床下の下水臭を遮断する構造の部分の事です。

台所の場合は、↓の様な物ですね。

カクダイ(KAKUDAI) 流し台トラップW 4520W 1個
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自分も初めは名称が分からなかったのですが、『台所 排水』と検索すれば商品ページから名称が分かるので、ネットは便利ですね~

交換するに至った経緯

そもそもなんで交換したのかというと、画像を見てもらえれば手っ取り早いと思います。

画像は作業途中なので半分しかありませんが、台所のパッキンにめっちゃ雑なコーキングがされているんですよね。

平らじゃなくて、凸凹しているのでゴミがパッキン部分に溜まったり不衛生なんですよね。

中古住宅なので、こんな感じで前の住人の跡が残っています。

子供が貼ったであろうシールや落書きがあったり、色々ありますが、一番の謎はこの流しのコーキング。

恐らくトラップを交換したんでしょうが、小さいサイズのを買ってしまい隙間が出来ちゃったんでしょうね。

その隙間をコーキング剤で埋めたんでしょうが、めっちゃ雑…。

前から気になっていたんですが、水漏れでもないし気分的な問題だから急ぐことは無いなと思い、結局引っ越して2年以上放置していました。

彼女が遊びに来てくれたのですが、コロナで外出もあまりできないんですよね。

そこで家の中の気になる部分を変えていこうという事になり、この機会に交換することにしました。

用意したもの

まずは本日の主役、流し台用トラップです。

サイズは186mmの物を買いました。

図が雑ですが、186mmは赤線の長さですね。

調べた感じ、台所用の物は180mmか186mmが主流の規格みたいですね。

それ以外となると小さ目の115mmだったりと大幅にサイズが変わってきます。

ただ、全く同じ型番の商品でも通販サイトによって186mmが187mmになっていたり、180mmが181mmになっていたり誤差があるようです。

メーカーの断面図の方はどれも180mmか186mmなので、こっちが正しいんだと思います。

高さも深いタイプと浅いタイプがありますが、元が深いタイプだったので同じ深いタイプにしました。

あとは、シンクが二つに分かれているので、隣のシンクとつながるように側面にも口が付いているタイプを選びました。

あとはホースとナット。

床下へ排水する為のホースと、ついでに隣のシンクのトラップと繋げるホースも買い替えました。

台所トラップ以外はホームセンターで直接買いに行ったのですが、ホースの太さはどれも一緒のようでした。

ホースだけでは繋がらないのでナットも一緒に買わないといけません。

こういうやつですね。

断面図の下の所に、『G1 1/2』、左側に『G1 1/4』と書いてあるのでここが規格ですね。

その規格と同じナットを買えば良さそうです。

ナットとホースがセットになっている商品もあります。

自分の場合は『G1 1/4のナット』を2個と、↑と同じ商品の『G1 1/2のナット+ホース』を買いました。

あとは、ナットとホースをくっつけるための接着剤も必要です。

ただハマっているだけじゃなくて、接着剤も必要だなんて知らなかったですね…。

自分の場合はこれと同じ商品を買いました。

ちょこっと使うだけなので、一番小さい物で良いですね。

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作業開始と問題点

作業はこちらの動画が分かりやすいです。

実際に作業してみましたが、シンクを上下で挟んでいるだけという、意外と単純な仕組みです。

ただ、自分の場合は大きな問題が2つありました。

一つ目はナットが劣化していて回らない。

上の動画でいうシンクに近い部分の、大きなクリーム色のナットですね。

ここが劣化していて全然回らない。

結局ニッパーでナットを壊しました。

トラップとナットがネジの様に組み合わさっているので、ナットだけ切るというのは難しく、トラップも破壊しつつ強引に破壊しました。

ハンマーで叩いたり大きな衝撃を与えると、シンク自体に穴が開いたり裂けてしまったりしそうなので、あまり力技でやるのはオススメしません。

無事に古いトラップを外す事が出来ました。

ここで第二の問題発生です。

排水トラップが太くて穴に入らない。

上部の直径部分は186mmピッタリなので正しい。

しかし、胴の部分が太くてシンクの穴に途中までしか入らないのである。

同じ186mmの商品でも高さが違うものはあるけど、太さが商品というのは無さそう。

前にハマっていた180mmのトラップなら穴に入るんだけど、上部に隙間が出来てしまう。

穴の外形は186mmなのに、内径は180mm用のシンク。

うーんおかしい…

結局内側を少し削ることにしました。

ヤスリで削って穴を広くし、トラップが入るようにしました。

入った!!

あとは、下の方のホースを繋げて完成です!

初めはホースを上の様に曲げていましたが、どうも水の流れが悪いんです。

シンクにあふれるほどでは無いですが、取り付けたトラップギリギリまで水が溜まってしまう状態。

どうやらこれは2重トラップという状態なようで、間の空気が邪魔をして流れが悪くなるのでやってはいけないらしい。

二重トラップの禁止
二重トラップ(ダブルトラップ)とは、1個の器具の配管に直列に2個以上のトラップを接続することである。トラップ間にある空気は行き場が無くなるので排水の流れを阻害する。これが抵抗となって排水不良の原因となるため日本では禁止されている。施工ミスで二重にしてしまうケースが多く、トラップ付き桝(トラップ桝)を設置しているにも拘らず途中でトラップをつけてしまう等がある。その場合は途中のトラップを取除き、パイプで繋げて改善する。

排水トラップ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%92%E6%B0%B4%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97

一般的に言われる二重トラップというのは、床下の配管全体レベルのもっと規模の大きい話だと思う。

台所の下だけで二重になっているのは、プロからしたら常識すぎるNGなやり方なんでしょう。

ホースを垂直方向にすると水が流れる。U字にすると流れが悪くなる。

実際になんで二重がダメなのか分かったので、また一つ勉強になりました。

結局かかった費用は

通販で買ったもの
台所用トラップ(送料込み)3,937円

ホームセンターで買ったもの
G1 1/4ナット2個 720円
切り売りホース30cm 189円
G1 1/2ナット&ホース1.5m 877円
塩ビパイプ用 接着剤 272円
ヤスリ 1,408円
合計 7,403円

普通ヤスリは使わないと思うので、6,000円くらいで済みそうですね。

トラップと床下へ伸びるホースのみだったら、5,000円弱で出来そうですね。

今回自分の場合はトラップ全体を交換しましたが、パッキンが劣化して水漏れしてしまう場合は、トラップのパッキンだけ交換すればいいので300円くらいで出来るのではないでしょうか。

以前の凸凹コーキングの時とは比べ物にならない程見栄えが良くなりました。

しかし、気になる点が二つあるんですよね。

一つ目はトラップとシンクの間に微妙に隙間が空いている事。

この赤い部分に米粒がギリギリ入らないくらいの隙間が空いているんですよね

パッキンがあるので水が漏れることは無いですが、できれば何かで埋めたいところ。

彼女の家のキッチンも少しは隙間があるそうなので、こんなもんなんでしょうかね。

トラップのパッキン交換動画などを見ていると、結構隙間なくハマっているように見えるのが気になる所です。

二つ目は削った所が錆びないか心配。

ステンレスなので錆びにくいとは思いますし、パッキンがあるので削った部分に直接水が行くことは無いはず。

シンクの穴の部分の周りが錆びたり腐食してしまうと、キッチン全体の交換を視野に入れなくてはいけないので気になると事です。

うちのキッチンは一体型なので、シンクだけ交換という訳には行かないんですよね。

最近料理が楽しいので気分転換にキッチンのリフォームをしようかと思っていたら最低でも40万~はかかってしまうので、諦めました。

大きな出費になるので、交換したばかりですが気になる溝の部分をコーキングしようか悩みます…。

素人コーキングなので見栄えは悪いでしょうが、先人の凸凹よりはマシになるはず…。

そもそも内径は180mm用なのに、外形は186mm用とう謎のシンク。

良く見るとシンクにもう一回り大きい跡が残ってるし、結局古いキッチンなので昔は規格が全然違ったのでしょうか。

もしかしたら180mmがハマっていて、後の付いている部分まで大きくコーキングがされていたのかもしれませんね。

ではでは~ノシ

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