↑の前回の続きです。
あらすじはこんな感じ
①無料床下点検で自宅の床下を見てもらったら、シロアリがいるらしい。
②駆除する場合、色々合わせて120万の見積もりを提示された。
③一旦保留にして、業者が帰った後色々調べてみると、本当にシロアリがいるのか怪しい。
また、居たとしてもそこまで大掛かりな施工は必要では無いのではないのか? ←いまここ
無料点検の翌日
昨日は120万の見積もりを提示されて頭が痛かったですが、まずは自分の目で床下を確認してみようと思い、床下に潜ってみました。
※夏場の暑い時期などは熱中症になる危険性がったり、狭い場所で頭を打つ可能性もあるので、何かあった時に為に二人いる状態で行ったほうが良いそうです。
今回は涼しい時間でしたし、一人で行くしか無かったので一応携帯を持って潜りました。
↑が昨日業者が写真を撮ってきてくれた、指摘された蟻道の写真です。
↑こちらが今日実際に直接見た蟻道です。
蟻道と言っても、シロアリの蟻道もあればクロアリの蟻道もあるそう。
また、地蜘蛛の巣もよく間違えられやすいそうですが、こちらはふわふわしているので自分でもすぐ見分けがつく。
今回のは地蜘蛛では無いので、シロアリかクロアリの蟻道のどちらかでしょう。
シロアリの蟻道と黒蟻の蟻道の違いは・・・
1.土から到達点まで途切れることないのがシロアリの蟻道
2.指で押してみて非常に硬いのがシロアリの蟻道になります。
黒蟻の蟻道は非常に脆く、途切れ途切れになっていることが多く
ちょっと触っただけでポロポロと崩れてしまうのが特徴です。
現場のことは俺に聞け!~東村山市 相羽建設の現場ブログ~ – シロアリと黒蟻の蟻道の違い! –
https://aibakouzib.exblog.jp/23339530/
シロアリとクロアリの蟻道はこのような特徴があるそうです。
↑動画も撮ってみましたが、うちの蟻道は近くで見てみると脆そうな感じ。
触ってみましたが、少し撫でただけでボロボロと崩れ落ちてしまいました。
う~ん…これはシロアリの蟻道とは違うのではないか…???
あとは、シロアリに喰われているという床下に転がっていた建築廃材を一つ拾ってきました。
たしかにスカスカになっていますが、周りにダンゴムシの死骸が転がっているのもあり、必ずしも木材を食べるのはシロアリだけでは無いのでは??という疑念も湧いてきました。
ただ、これについては現時点では判別方法が分かりませんでした。
(後に判明します)
あとは、風呂場の傷みが激しいのは、心当たりがありまして、住み始める前から風呂のタイルが所々亀裂が入っていたり、割れている部分があったので、そういう所から水が床下に染みて傷んでいるのだと思います。
住み始めてからは風呂場の補修は出来るところやってあるし、今度ユニットバスに換える際にその辺は全部やり直してくれるというので痛みは承知の上で気にしていません。
一通り見てみましたが、手で払えば落ちるくらいの砂汚れで、一部傷んでいる箇所がある物の、基本的には素人目線だけど綺麗な方だと思う。
傷んでいる所はどこも床上の管理に心当たりがある場所なので、押し入れの換気を心掛けたいり日常生活で意識していけば、床下に60万もかけて湿気対策しなくてもいいのでないかと思う。
その日の午後、風呂のリフォームを担当してくれる業者さんに電話をして
「無料床下点検で診てもらったらシロアリがいると言われたけど、ちょっと信用できない所があるので、シロアリがいるかどうかの所から見て欲しい」
と伝えました。
すると、付き合いのある消毒業者を紹介してくれて、後日診てもらえることになりました。
地元で長くやっている所らしく、ひとまず安心です。
紹介の業者に診てもらう
先日紹介してもらった業者さんが、来てくれました。
年配の方と、おじさんの二人組です。
一通りこれまでの出来事を伝えると、まずは診てみましょうということで、家の中へ…
すると、玄関の柱を指さして、「これそうじゃない?」「あーこれは喰われてるねぇ」と。
↑は施工後の写真なので丸い穴の跡がありますが、下の黒い部分が喰われた箇所で、これはシロアリの仕業だそう。
玄関は構造上、床下からは確認できない部分もあるので、分かりにくいらしいです。
あとは、台所の床下収納から同じように潜り確認してくれました。
時々聞こえるトントンという音。
こちらからは見えないので、音の場所であの辺の下にいるんだなぁと、ちゃんとチェックしてくれているのが分かり安心します。
一人が床下を診てくれている間に、外で測量したりチェックしている年配の方に少しお話してみる事に。
以前の業者がシロアリに喰われていると指摘していた庭に落ちている木材を、同じく見てもらいました。
するとこれはシロアリじゃないとの回答が・・・。
あれ…やっぱり言ってることが違う…??
ただ、床下に落ちてたこちらの木材はシロアリに喰われているそうです。
見分ける違いはあるのかと聞くと、シロアリに喰われている木材は土がついているそう。
上の写真だと左の方は既に弄り回して崩してしまっているので分かりづらいですが、確かに土が付いていました。
シロアリは乾燥を嫌うので、蟻道を作る時と同じく、食べる時に使った表面とつながっている穴などは、土などで塞いでいくようです。
庭にある枯れ木など庭回りを診てもらいましたが、今の所シロアリの被害は見つからないようです。
ただ、あんまり庭に木材を置かない方がいいですよとアドバイスを受けました。
実は、先日庭木を切ってもらったのですが太すぎて処理場で受け付けてくれなかった木の丸太があり、それがいくつか残っているんですよね…。
他の所で処分してもらうか、小さくして燃やしてしまったほうが良いですね。
そんなことを話していると、床下の方の点検を終わったようです。
結果をまとめるとこんな感じ
・蟻道はシロアリでは無く、茶アリの蟻道だった。
・ただ、お風呂場はシロアリに喰われている
・あと和室の押し入れの床が波打っているので、交換したほうがいいと思う。
前の業者がシロアリですねと指摘していた蟻道や庭の木材は、結局シロアリじゃないそうです。
なんてこった…。
ただ、後者の業者の方が間違っている可能性もあるけど、正解はどちらかなんて素人の自分には分からないので、最終的には業者の言う事を信じるしかない。
どちらを信じるかと言えば、紹介で来てもらった業者の方が、経歴も長そうだし、人柄も信頼できそうなので、そちらを信じる事にします。
シロアリ駆除
ただ、結局シロアリ自体はいるらしいので、駆除はしないとなぁと思います。
紹介してもらった業者に費用を聞くと、8,000円/坪の所を6,000円にマケてくれるそう。
防腐、防カビも駆除剤に入っているので、別にしなくていいとの事。
坪数は25坪なので6,000円×25坪 +消費税(10%) =165,000円
調湿剤はすぐやらなくてもいいけど、やるなら10,000円/坪でやってくれるそう。
こちらの業者では防湿シートを敷いて調湿剤を撒く方法では無く、座布団の様な調湿マットを敷き詰めていく工法らしいです。
湿気の方は部屋の管理に心当たりがあるので、そちらを気を付けて、今回はやらないことにしました。
せっかく紹介してもらったし、人柄も良く、値段も安いので、こちらの業者にそのまま駆除お願いする事にしました。
なにより、色々調べたり考えたりで頭が疲れてしまっているので、早く解決したかったです。
シロアリ駆除の工事日程を組んで、この日は終了です。
ちなみに点検ついでに床下のゴミをある程度拾ってくれました。
まだ点検の段階なのに、まさか拾って貰えるとは思っていなかったので嬉しいですね。
こういうサービス一つで株がグンと上がりますね。
シロアリ駆除工事当日
この日は9時から作業開始。
ドリルで柱に穴を開けている音が聞こえます。
お昼休憩があり、午後にはその穴を埋めるためかドンドンとハンマーのようなもので叩く音が聞こえます。
お昼休憩を抜いて、作業時間は4時間半くらいで終わりました。
玄関の柱にも穴を開けて薬剤を注入したみたいで、開けた穴を木栓で塞いでありました。
良く見ると柱右側にも縦に喰われた穴が開いていますね…。
見積もり通りで、合計税込みで165,000円でした。
5年保証も付いているので、安心です。
ただ、保証期間内にシロアリが再発していないかどうかはどうやって分かるんだろう?
家の中で羽アリが沸いたんじゃ気づくのが遅いし、自分で毎回潜るのも大変だし、素人が見ても今回の駆除後に発生した被害なのか判別つかないしなぁ…。
定期点検の話はされなかったので、聞いとけばよかったなぁと書いてて思いました。
また、後日風呂のリフォームがあるので、今回は風呂は薬剤注入していません。
そこはリフォームの途中に新しい基礎土台へ薬剤を注入してくれるそうです。
なので、定期点検の話はその時にでも聞いてみようかと思います。
最後に
床下無料点検自体は、床下を気に掛けるきっかけになったので良かったです。
ただ、シロアリ被害で無い所をシロアリ被害として指摘してくるのは騙された感があります。
実際にシロアリの被害が出ていて駆除が必要な現状だそうですが、嘘をついていたのと、もっと分かりやすい被害箇所(玄関柱など)を指摘してこなかったのは、やはり最初に点検に来てくれた業者の経験不足なのか残念でした。
また、調湿工事に関しても実際に湿気の影響を受けているので、調湿工事自体に意味がないわけではありませんが、果たしてフルセットで工事する必要があるのかと言われると、他の選択肢(一部張り替えて部屋の換気を気を付ける等)も十分あったのではないかと思います。
まとめると、『嘘をついてまで大げさにシロアリの被害を指摘し、高額な工事プランを勧める』
これが始めの業者にやり方でしたね…。
今回その提案に乗らなくて良かったなと思いました。
カインズの無料床下点検すべてが悪いという訳ではありませんが、中には今回の様な提携業者もいるので、大手ホームセンターと提携しているからと言って過度な信頼はせずに、『信頼できるかどうか?』と、まずはそこから考えたほうが良さそうですね。
一つの業者の提示された情報を鵜呑みにせず、相見積を取ったり、信頼のできる業者に診てもらうなど、複数の情報を取り入れたほうが良いと思います。
自分の専門外の事でも、まずは落ち着いて本当にその情報が正しいのか一度考えたり調べたりすることが大事だなと思いました。
ではでは~ノシ
コメント
あちらの更新がないのでふらっと訪問
大手委託業者、コワイですね…
ウチの実家でも屋根の無料点検業者きて、結果補修となり100万単位のお金が飛んだらしいです
もう20年以上前の話ですが、この頃には既に巷に
写真で不安を煽って詐欺る業者は存在していたようです
(ポラ撮影直前に瓦屋にヒビ風の線を書き足したり、トタンにサビ風の色を添加したり)
当時ネットはあまり普及してなかったので自力で調べる手段もなく、実際詐欺だったかは分からず仕舞いで…
いずれやってくる相続問題で頭がイタイでげふ…
こっちの方のコメントが来るとは珍しい!
あっちのほうはモンハンにハマっててしばらく隠居中です…。
無料点検業者怖いですよね…。
100万単位は痛いですねorz
うちも昔に屋根上無料点検の業者が来た事があり、中古住宅を購入したばかりだったので見てもらう事にしました。
なんなら一緒に屋根上一緒に上がりますか?と聞かれて一緒に登ったのですが、瓦をどけて下のシートを差して『これはもう劣化してますね。交換しないといけない時期ですね』と言われました。
そして提示された金額が200万円越え。ローン組んで工事される方多いですよとの事。
さすがにそんな大金はすぐには決められないので、考えて連絡しますと決めずに帰ってもらいました。
その後他の人に相談して地元の瓦屋さんに診てもらったら、「まだ防水シートは問題なく使えるので交換の必要は無い」との事で安心しました。
自分の専門外の事だと何が正しいのか分からないので、困っちゃいますよね…。
いつの時代も怪しい業者はいるので気を付けます…。